『自分の感受性くらい』　茨木のり子

 

ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて

 

気難かしくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

 

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

 

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが　ひよわな志にすぎなかった

 

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

 

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

 

 

この詩に出逢ったのは数年前の新聞の記事。

 

 

ショックというか衝撃でした・・・が！即座に詩集を買っちゃいました。

 

 

以前にも日記に書いた事があるかもしれませんね。

 

 

今日何故この詩を載せたかというと、最近ね・・・、とってもね・・・、多いのです。

 

 

『奈々さんがいってくれた未来はいつ来るんでしょうか？』

 

 

『伝えてくれた未来を今か今かと待ってるんですが、辛いです』と・・・。

 

 

４月はなぜかこの様なニュアンスの言葉が多かったです。

 

 

私はビックリしましたよ(＠_＠;)

 

 

『未来』って確定しているものではない、という事は伝えています。

 

 

こうこう、このような努力をしていくと、とか、このままでいくとこうなる可能性がありますよ、と伝えています。

 

 

それが伝える側と受け止める側の違いなのか、それぞれに良いように、楽なように解釈したのか

 

 

先ほどの発言になって、何故か不満気味(笑)

 

 

もう私はビックリ！その依存心に、自己憐憫にまいってしまいます。

 

 

そういう人に限って、その叶えたい自分の未来に向けて具体的な努力もしない、

 

 

ましてや具体的な工程を伝えると、出来ないとかやった事ないとか、忙しいとか、まぁ～デモとダケドの連続で、

 

 

行動を起こそうとしなかったり、究極の方は話をそらすの！向き合うのが苦しいのでしょうが、そんな逃げ方で私のせいにされてもね・・・(~_~;))

 

 

例えば、皆さんがちょいとした未来、ディズニーランドに行きたい！と想ったとしましょう。

 

 

いつ行くのか、行き方を考えるのも調べるのも、費用調達や時間調整、それらをすべて他の人に任せるのでしょうか？

 

 

この世には確かに旅行代理店がありますから、ある意味それに近い事はしてくれるかもしれませんが、私や守護霊の方々は相談者の『人生の代理店』ではありません。

 

 

自分の希望があるなら、それが本気なら何かしらの行動を自ら行ってください。

 

 

どんぶらこ～どんぶらこ、と希望した未来がやってくるなんて想わないでくださいね。

 

 

自分から工夫して引っ張ってくる！ぐらいしてくださいね。

 

 

待っているだけでは『望みは希(まれ)』と書く『希望』は叶いません。

 

 

何でも良いです、未来に叶えたい事があるなら、それに準じた行動をとってみてください。

 

 

アクションをとらなければリアクションは還ってきません。

 

 

怖がらないで楽しみながら人生を生きてほしいのです。そのお手伝いはしますが、あなたの人生の代理はしません、できません。

 

 

未来は自分で紡いでゆくものです。可能性を伝える事はあっても『絶対的な未来』ではありません。

 

 

今ある日常、今おくっている生活の仕方、想い、発言、行動が未来をつくるのです。

 

 

小さな事でも自分の希望を叶えてみてください。その経験が大きな希望を叶える原動力になりますから。

 

 

未だ来ずのまま、ボォ～とした未来を創りたいのなら惰性でいても良いですがな(^_-)-☆

 

 

 

GWなのに真冬のような寒さ・・・。皆さんお風邪などひかれませんように！

 

 

 

スピリチュアルアドバイザー奈々

２０１３年５月２日