今、北海道近代美術館で開催されている『いわさき ちひろ展』に行ってきました♪
いわさきちひろさんの絵との出逢いは、幼馴染のお母さんがいわさきちひろさんの絵が好きっだたのか、
絵本やカレンダーを家に置いていたのです。
幼いながらも、いわさきひちろさんの優しくてあたたかい雰囲気の絵に何度癒されたかしれません。
今回この展覧会にあわせて、ちひろさんのドキュメンタリー映画をみる機会がありました。
正直いってビックリしました。
彼女のあまりの激動の人生を目の当たりにして、どうしてこの悲しみ苦しみ葛藤があった人生で、ここまで優しさとぬくもり溢れる子どもの絵が描けるのか、
描けるようになるまで、彼女にどの様な想いが吹き荒れたのかを考えると、このぬくもり溢れる絵の見方がある意味変わりました。
彼女の人生を知れば知るほど、何故ゆえに彼女がここまで子どものしあわせと平和を願い作品を描き続けたのか理解が深まります。
いわさきひちろさんが訴えた『平和への祈り』とその解説をご紹介しますね。
『青春時代のあの若々しい希望を何もかも打ち砕いてしまう戦争体験があったことが、私の生き方を大きく方向づけているんだと思います
平和で、豊かで、美しく、可愛いものが本当に好きで、そういうものを壊していこうとする力に限りない憤りを感じます。 いわさきひちろ』
(解説) 1973年、ちひろはベトナム戦争への反戦の思いを込めた絵本「戦火のなかの子どもたち」を制作しています。
戦争のなかに青春時代を過ごしたちひろは、悲惨な現実を目の当たりにしました。
この戦争体験は、後の人生を決定づけるものになります。その憤りや悲しみ、そして平和への願いをちひろは絵本という形で表現しました。
画家として、一人の子どもを持つ母として、ちひろが最後まで抱き続けた願いは『世界中のこどもみんなに 平和としあわせを』という言葉に象徴されています。」
もう札幌ではドキュメンタリー映画『いわさきひちろ~27歳の旅立ち~』の公開は今のところないようですが、展覧会は6月2日まで北海道近代美術館で開催されていますので、
お時間つくって行かれてみてはいかがでしょうか?
もっと詳しくちひろさんの人生や作品に触れたい!という方は、東京と安曇野にいわさきひちろ美術館がありますので行かれてみてはいかがでしょうか?
最後に、いわさきちひろさんのメッセージをもう一つお伝えしますね。
『この全く勇ましくも雄々しいくもない私のもって生まれた仕事は絵を描くことなのだ。
たくましい、人をふるいたたせるような油絵ではなく、ささやかな絵本の絵描きなのである。
そのやさしい絵本を見たこどもが、大きくなってもわすれずに心のどこかにとどめておいてくれ、何か人生のかなしいときや、絶望的になったときに、
その絵本のやさしい世界をちょっとでも思いだして心をなごませてくれたらと思う。
それが私のいろんな方々へのお礼であり、生きがいだと思っている。 いわさき ちひろ』
私もちひろさんの絵や絵本に癒され、大人になっても救われた事がある一人なので、今のちびっこ達にも伝えていきたいな~と再確認した今日この頃です(●^o^●)
是非一度美術館へどうぞ~
スピリチュアルアドバイザー奈々
2013年5月31日