先日またもや二軒お隣の近代美術館で開催中の『ミュシャ展』へ行って来ました♪♪♪
行く度、行く度に響いてくる作品が違い、そのメッセージが届きます。
今回一番響いてきたのが、『ロシア復興の習作』という絵です。
母親と思わしき女性が、ぐったりしている子どもを抱え、涙がこぼれそうな瞳でこちらをみつめてきます。
この絵のタイトルが『ロシア復興』・・・。今のロシアとウクライナ・クルミアを取り巻く情勢をみてとても訴えかけるものがあるように想います。
もし今の情勢をミュシャがみたらどの様に想うのかを考えました。
ミュシャの祖国、チェコスロバキア共和国はナチスドイツに解体されるという歴史があったそうです、
ミュシャの絵が愛国心を刺激する、とされ厳しい尋問をうけ、それを切っ掛けに体調不良にあり、祖国の解放を知らずにこの世を去ったそうです。
祖国を愛し、平和を希求したミュシャ。その代表作が『スラブ叙事詩』です。
その解説の中で、基本的人権にふれているものがありました。
『宗教や民族、文化的な背景の異なる他者を互いに理解し、尊敬することによって、抑圧や服従のない社会の中で幸福に暮らすことができる基本的人権。』
今、世界中に必要なメッセージであると想います。『世界』という大きな括りではなく、国や地域、一家庭の中にも、学校や職場の中にも、必要で応用ができるメッセージでもあります。
『互いに理解し尊重すること』『抑圧や服従のない社会』お隣の国々との問題、ロシアやウクライナ、南スーダンやナイジェリアでの問題。
これからの日本の未来・・・。ミュシャの絵をみていると多くのメッセージが届きます。6月15日まで北海道近代美術館で開催されていますので、是非、行かれてみてはいかがでしょうか(^_-)-☆
スピリチュアルアドバイザー奈々
2014年5月10日