私の大好きなテレビ番組に『和風総本家』というのがあります。今日はその中でも大大大好きなスペシャル『世界で見つけたMade in Japan』が放送されました。
日本の職人さんが手作りする様々な『物』が世界で使われているのを追跡(?)するもので、職人さんにも密着し、どのように創るのかを収録し、海外で使ってくれている人に観てもらう。
その映像を観て海外の使用者の方々の感動をまた、職人さんに観てもらう、というやり取りがあるのですが。これが双方にとって良い影響があるように想います。
みえなかった物作りの過程や相手の苦労や技術の素晴らしさ、そして海を渡っていった『物』が絶賛され大切に使用されている感動を得る事ができる。
『物』を通して職人魂がより一層伝わっていき、そして職人さんたちにも自分のやってきた仕事の『意味』というか『こだわり』が活かさせている現場を感じられるのは、まるで自分の人生を肯定されたかのような感動があるようです。
この番組をみると、時々この国から逃げ出したくなる(笑)私は『日本も捨てたもんじゃないなぁ~』と想う訳です(~o~)
先日江原さんも日記に、最近のテレビ番組で世界のいたる所で生きている日本人に焦点を当てた番組が多く、その姿が励みにある、という様な事を書かれていましたが、私もその様な番組が好きです。
自分の能力や技術を使い、苦労がありながらも懸命に生きる姿は頭が下がります。
その様な番組を観る度に、感嘆するのと同時に自分自身の『無知、経験の少なさ』を感じます。
何故なら、私はマッチやライターが無ければどうやって火をおこすか知らないのです。昔学校の授業で先生が用意してくれた石と毛糸のようなもので火おこしをしてみても無理でした。
その『石』を見分ける『目』を持っていません。
私は泥水をどうやってろ過すればいいのか知りません。私はコットンの栽培方法をしりません。コットンを糸にする作業をしりません。糸から布にする事を知りません。
私は土からつくる竈の造り方も、家の造り方も、食物の種をいつどの時期蒔けばよいのかを知りません。
衣食住の自分でまかなえるのは、『お金』を使うからです。自分で生みだせるものなどほぼありません。
『全て』をまかなえる様になりたい、などという傲慢なことはいいませんが、少なくとも基礎の基礎、自分が生きていける最低限の知識はつけたいと思います。
『Made in Japan 』といえば今パリで世界最大級の武器見本市が開催されていますね。
その中で日本の12の企業が参加しているそうです。
片や人の生活や芸術や文化を支える技術、片や『積極的』平和主義のもの『経済大国』を維持する為に使われる技術。
そこまでして経済大国の夢を追いたいのでしょうか・・・。本当の『豊かさ』は別にあると多くの他国を見聞き知ると感じるはずです。
今一度、この国の在り方、というか自分の生き方をみつめ直さないとまた涙であがなう日がくるのだなぁ~と痛感する今日この頃です。
今日も長々お付き合いありがとうございました(●^o^●)
スピリチュアルアドバイザー奈々
2014年6月20日