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最近想うのですが、皆さん『焦り』に囚われていませんか?
『いつ治る?』
『いつ幸せになれますか?』
『いつ出逢いがありますか?』
『いつ結婚できますか?』
『いつ成功しますか?』
皆さんなりに必死なのは理解しています。
ですが、『運命』というのは決まってはいないのです。
ご自分次第でいか様にも『運命』は変えられる=変わってしまうのです。
もし『運命』がもう既に決まっているとしたら、
何の努力もせずに『希望』が叶ってしまうという事ですよね。
例えば希望が、「看護師になりたい」とします。
もし『運命』で決まってたとしたら、
何の努力もせずに『資格』が郵送されて来る、という事になりますね、
そんな事はありえないのです。
必死に勉強し専門学校の門を叩き、また勉強し、
様々な努力をしてやっと『資格』が得られるはずです。
その後も自身が意図する病院に出向き、チャンスを掴む努力をしてやっと就職です。
『希望』が叶った後でも『維持』『継続』していくには何事も努力が必要です。
途中で諦めたり、惰性な生活を送れば『運命』は変わるのですよ。
ご自分に叶えたい『希望』があるのなら、まず焦らず分析をして
叶える為には何が必要か考え、実践することです。
考えた事が『あってるか』『間違ってるか』とすぐの確実性を求めるのも『焦り』です。
あってようが、間違ってようが、貴方が『本気』で誠実にアクションを起こしたのなら
何らかのリアクションが還ってきます。
それが『希望』という、望みは希(マレ)なことを叶える第一歩になりますよ。
人間は、紆余曲折をへて『成長』する生きものです。
産まれて直ぐには立ち上がる事も、見る事も出来ない生きものです。
その中で、手足を動かすことを覚え、寝返りを覚え、ハイハイを覚え、つかまり立ちを覚え、
やっと二足歩行を覚えるのです。
この様な紆余曲折をへて成長するのです。
手足を動かす=二足歩行に直結はしていないのです。
その間に色々な筋肉や骨を強くし、
その子の個性に合わせた時期に二足歩行が出来るようになるのです。
もし『焦り』、無理やり歩こうと、歩かせようとしすぎたら、
成長しきっていない身体が悲鳴をあげ、歩くことが出来なくなる恐れさえもあるのです。
『焦り』とは、大切な『成長』や『経験』・『感動』さえも奪ってしまうものなのですよ。
人はそれぞれに『時期』があります。
皆が皆、1歳になった瞬間歩けましたか?
10ヶ月で歩ける子もいれば、2歳近くなるまで時間のかかる子もいます。
それが『個性』の一つです。
確かに『平均値』はありますが、そこから外れたとしても『異端』ではないのです、
『平均値』を意識するあまり『個性』を失わないようにしてくださいね。
『焦り』から、紆余曲折という素晴らしい『経験』や『感動』を奪わないで下さい。
皆さんが『平均値』に踊らされて、『焦り』に囚われてしまわない事を祈るのみです。
スピリチュアルアドバイザー奈々
2009年12月9日