最近、毎日のように様々な虐待のニュースを見聞きしますね・・・。
ただ『虐待』というのは、特殊な状況にある人にのみおこる事ではありません。
皆さんの家庭やあらゆる場所で起こりうる事です。
自分には関係ないと、無関心になってしまわないで下さいね
私の所にご相談にいらっしゃる親御さんや看護・介護に関わる方々の中にも
自分の行動や発言が『虐待』なのではないか、と悩み訪れる方も多いのです。
たぶんこの日記を読んでくださっている方々の中にも
自分の感情が抑えられず子供に、関わりのある人に
『あたって』しまった経験のある方は多いでしょう。
お母さんもお父さんも、どの様な立場の人も、『完璧』な人、聖人君子ではありません。
人間関係や家族との関わりに悩む事も、仕事で辛いことも、
体調が優れぬ日も、金銭的に困窮する事もあるでしょう。
その他にも色々な要因はありますし、その要素が重なる事も多々です。
そうした時に、『孤独感』や『他者の目が届かない状況』が加味されると、
人を死に追いやるほどの、
一生心に、身体に残る『傷』をつける虐待が始まるのだと私は想っています。
今の時代は特に『孤独』に悩んでいる方も多いですし、
人に関心を寄せる事も、寄せられる事も嫌がる方が多いです。
そんな世の中でもありますから、『自分だけが辛い』『誰もわかってくれない』という
孤独感・孤立感があふれ、苛立ち、想いやり(想像力)が無くなり
弱き立場のものにあたる様になるのです。
その状況がエスカレートしたものが、人を死に追いやるほどの『虐待』です。
虐待を無くす一番の効果的な行動は、寄り添う事=コミュニケーションです。
虐待をしている人を、してしまう人を責める事や、
誰が一番悪いのか、という犯人探しが大事なのではありません、
責めてしまうと益々孤独感を強めてしまい、虐待がエスカレートしてしまいます。
大切なのは、勿論、被害を受けている人を守るこ事、
そしてそれ以上に大切なのは、
虐待をしている人を、してしまう人を癒さなければ問題の解決にはならないという事です。
詳しくは、次回の日記に書きますね。
是非皆さんもご自分なりに、
この相つぐ『虐待』について考えてみて、『関心』を寄せて下さると良いなと想う日々です。
ではでは、次回に・・・。
スピリチュアルアドバイザー奈々
2010年4月19日