『人生におこる、すべての事に意味があるのです。』
今回の地震から3日がたとうとしています。
被災地におられる方や関係者の方に、心よりお見舞い申し上げます。
現地におられる方だけでなく、皆さんの中にも色々考える事があったと想います。
様々な報道があるなか、見るも無残な光景を目にし、心をいためたり、不安になったしまう方も多いでしょう。
ですが、ただただ感情論でこの出来事をとらえて、無闇やたらに騒ぎすぎないで下さい。
騒ぐという『動揺』や『混乱』にとられている時間を、祈りという『静寂』へ移して下さい。
その方がよっぽど人助けになります。
冷静に、意識しすぎるぐらい冷静に物事を捉えて下さい。
『冷静』とは『無関心』や『冷たさ』ではありません。
心を静かにし、荒らぶった感情を冷やし、等身大の問題と出来る事を考えていただきたいのです。
今起こっている問題を、感情論や恐怖心から不安を煽らないで欲しいのです。
どんな状況でも寿命のかぎり生きていかなければならないのは変わらないのです。
セッションの度に皆さんに伝えていたフレーズがあります。
『○○が無くなったって、○○が変わったって、生き抜いていかなければならないのは変わらない』です。
この『○○』のなかの言葉はご相談内容によってちがいましたよね、
ある人にとっては、住み慣れた土地や家、
ある人にとっては会社や職場。
ある人にとっては、袂を分けようとしている家庭や人間関係だった事もありましたね。
失ったもの、過ぎ去ってしまった出来事に拘りすぎては、前に進めないのです。
もう何も無かった時には戻れません、今の現状を受け入れ、その中で創意工夫して生きるべきです。
人生におこるすべての事に意味があります。
その中には、幸せを感じる事も、悲しみを感じる事もあります。
それらを通して、どの様に成長するかを問われているだけで、見放されている訳ではありません。
その『意味』が生きている間にわからない事もあるかもしれません。
ですが、何か意味があるだろうと、創意工夫をしながら生き抜いたのであれば、
そこに意義が生まれるのだと想うのです。
そして、あの世に還り内観の時を過ごすうちに、その『意味』の本髄が理解できるようになっているのです。
今日から、関東方面は時間帯をみての停電を試みるようですが、慌てないで下さい。
変なデマや、批判ばかりに時間をとられるのではなく、必要な準備と冷静さを忘れないで下さい。
感情論になって問い合わせを個人でしすぎてしまうと、本当に情報が必要な方、
命にかかわってします方が、確認や問い合わせが出来なくなってしまいますからね。
停電といっても『計画停電』ですから、無闇に怖がらないで、慌てず冷静に必要な事を必要なだけ行なってみて下さいね。
その他の地域にいる私たちも、こんな時だからという訳だけでなく、節電、節水に心がけるのは当たり前ですよね。
日ごろからしていることに、少しのオプションが必要なだけだと想う様して下さい。
心の余裕が違ってきますし、日ごろどれだけ『電気・水・火』に恵まれていたか、
無駄遣いしていたかわかりますし、時には静寂の中の数時間は内観をくれたり、
人の温かみを気づかせてくれるものになるでしょう。
創意工夫と協力、愛の実践を試みる時ですね。
今も、これからも皆さんのやすらぎをお祈りしています。
スピリチュアルアドバイザー奈々
2011年3月14日