祈っております。
家族を亡くし、友を亡くし、やすらぐ場所をなくし、悲観にくれている方の生きる力が湧きますようにと。
混乱と恐怖のままに肉体から離れ、未だに彷徨っている魂に、気づきとやすらぎが訪れる事を
祈っております。
自分を含め、残された人々が、利己主義を卒業し、
本当の意味で他者を愛し、慈しんで生きてゆく選択をとれますようにと、
祈っております。
震災から6日がたとうとしていますね。
まだまだ落ちつきも、先行きもたたず、不安に苛まれている方が多々だとおもいます。
この国がこれからどの様になっていくのか、まだまだ未知数な可能性を秘めています。
その可能性とは『プラス』も『マイナス』も含んでいます。
何故なら、私たちのこれからの行動で、如何様にも変化を遂げる事が出来るからです。
それはキレイ事や夢物語の様なものではありません。
簡単な事でもありません。
何かを無し得るにはそれ相応の『対価』が必要になります。
この『対価』とは『お金』ではなく、
私たち一人一人が他者を想いやり、他者の痛みを自分の事のように感じ、寄り添い続ける事ができるのか、
美辞麗句のキレイ事では済まされない、揺るがない信念をもって忍耐と努力をし続けるという『対価』です。
『信念』とは『かたく信じ疑わない心』を意味します。
何度もお伝えしてきた、人生におこる事はすべてに意味があり、
必要で無い事はおこらない、原因とそこから発生する相応の結果が人生には訪れるだけです。
むやみやたらに不安がらないこと、不信に陥らない事です。
幸せなりたいなら、人を幸せにする事。
何も難しいことをして下さい、とは言いません。
自分さえよければいい、自分の家族、周りさえよければ良いという利己主義を捨てていく事。
不安をあおるのではなく、寄り添いながら本当に大切な事を伝え続ける事です。
本当に大切なこととは、
人は『死』がすべての終わりではない事=人は霊的存在である事。
どの様に惨たらしい亡くなり方をしても、
落ち着く精神状態になれたのならば、身体の痛みも損傷も障害からも解放させる事。
必ず『守護』を受けていて、見守る存在が側にいてくれている事、決して『独り』では無い事。
人生に起こる事すべてに意味があり、生き残った事にも意味がある事。
その意味を探りながら、模索しながらも寿命のかぎり懸命に生き続ける事。
今挙げた事は特に大切だとしている事です。
もっとお伝えしたいですが、『本当に大切な事』はそれにメインに後日書きますね。
最後に、
色々な憶測や不安をあおる事象、一見良心的でありながら混乱を招くような情報が氾濫しています。
あなたの『理性』を総動員なさることです、決して感情的に物事を捉えないで下さい。
私たちは見放されてはいません。
ただすべてに意味があるだけです。
あなたの時間を少しだけでも静寂なものにし、心を落ち着かせるよう努めてみてください。
それが他者のやすらぎに繋がるのです。
特別な場所も何もなくて良いです。
ただ心を落ち着かせ、冷静な行動に努めて下さい。
自分の為でなく他者の為に・・・、それが延いては自身に還ってくるだけです。
私たちが経験すべき事は訪れますし、経験すべきでない事は訪れません。
すべてに意味があるだけです。
スピリチュアルアドバイザー奈々
2011年3月17日