今日は仕事を終えた後に、先日新聞で知った『福島原発で何がおこっているのか』という
京都大学原子炉実験所に勤め、原子力の専門家でありながら、
原子力のリスクや問題点についての研究活動と、
放射線で被害を受ける様々な地域の住民の側にたって活動をしている、小出裕章氏の
インタビュー上映会に参加してきました。
テレビでも似たような事やっているじゃない?と想う方もいらっしゃるでしょうが、
テレビで言える事と、言えない事、報道規制というものは現実にあるのです。
ですから、こういうテレビでは語れない事を個人や個別の団体で伝えようとしている方が、
裏も表も学べる、と私は想っています。
スピリチュアリズムの学びも同じですからね・・・。
先日のスピリチュアル講座でも、江原さんがおっしゃっていましたが、
テレビではふれてはいけない三つの事がある、と。
それは、『原発、人権、宗教』だそうです。
その他にも色々あるそうですが、言えないようでした。
その講座の後、ホテルでNHKの放送大学の映像をたまたま観ていたら、
正式なタイトルはわかりませんが、『政治とマスコミ報道の繋がり、使い方』という様な内容でした。
その放送大学の先生の最後の言葉も印象的でした。
『このように報道とはつくられた物であり、真実を表しているものでな無い事もある、しかし私は真実を報道していると信じている。』という様なコメント。
私は思わず、オイオイオイ!って突っ込んでいました(笑)
大学の先生が正々堂々(?)と矛盾している事を宣言しているのですから・・・。
この先生も、現実を知っているからこその葛藤があるのだというのが伝わって来ました。
また、その後、札幌に帰宅中の移動のなかで、マイミクさんの日記にも報道にいての内容が、
私は、3回同じような内容に出逢った場合、そこにはかなり強いメッセージが含まれていると確信しています。
これは、より一層、冷静に物事を分析して、心してかかりなさい、とのメッセージだったと想います。
何事も感情論で、涙目で物事をみてはいけない、というのがスピリチュアリズムの大前提です。
その冷静な目で、感性で、学んだ事、気づいた事を伝えながら生きるのが私の仕事です。
もともと関心があった『プルサーマル』についても、今回の上映で、裏事情も含め学べました。
皆さん、この時期だからこそ関心を持つべきですよ、
難しくてわからない、なんか怖い、という感覚で、臭いものに蓋をしないことです。
私は学ぶ事はします、ある程度関心を持っていただく様な提案はします、が、そこまでです。
私がこの仕事をし続ける上で気をつけているのは、理念にも書いていますが、
政治活動や宗教活動には関わらない、という事です。
ですから、内容によっては、頼まれても署名活動が出来ない事も多々です。
それには深い深い内観で得た決意があります、この仕事を続けていく事に必要な選択でもあります。
ですから、私が出来るのは考える切っ掛けをギフトする事、関心ある事を学び続ける事です。
皆さんもそろそろ『今』だけの事ではなく、『未来』の事に関心を寄せてみてはいかがでしょうか?
そうそう、『この時期』とは、
震災があった事もそうですが、私たちが『リーダー』を選ぶ『選挙』という時期でもあるのですからね。
すべては『必然』、こういう時期に私たちは、どういうリーダーを選ぶのでしょうかね?
因みに、各都道府県の知事候補が、
原発についてどう考えているかを集め公開しているサイトがありますので、
覗いてみてはいかがでしょうか?http://energy-policy.net/
最後に・・・、
私は忘れられない表情に出逢いました、
今回のインタビューに答えてくれて小出裕章氏の胸に詰まるような、苦汁を呑み込んだような顔です。
哀しみなのか、止められなかった自責の念なのか、苦しい感情を必死に抑えた、
本当に原子力の恐ろしさを知っている人の眼差しでした。
【皆さんもTVでずっとご覧になっているかもしれませんが、破壊された建物全体を何某かの形で閉じ込める作業がやらなければならない仕事として残っている訳ですけれども、それをする為にも沢山の人達が被爆をしながらでないと作業ができない所まできてしまっているのです。
チェルノブイリでも調査に行った事がありますし、こんな悲劇はなんとしても防ぎたいと思ってきました。原子力というものを私たちが選択している限り、いつか起きると警告していたことです。
本当になんという事がおきてしまったのか、こんなことを防げなかった・・・、かなしいです。】小出裕章氏最後のコメント。
スピリチュアルアドバイザー奈々
2011年4月7日