先日の仙台でのスピリチュア講座でも、３月の札幌公演でも江原さんが話してくれましたが、

 

 

これからこの震災に託けて、色々な詐欺が横行するのではないか、というもの。

 

 

何故かというと、

 

 

ご遺族にとってとてもつらい事ですが、

 

 

多くの遺体が発見にいたらない事、お墓や仏壇の崩壊、お葬式をあげれない等々

 

 

残された家族がしっかりとしたあの世の知識や思考がないと、

 

 

『成仏できてません』などと言われ、詐欺やエセ霊能者に騙される事が多くなるのでは、とのお話でした。

 

 

 

私もとても危惧している事です。

 

 

今回の震災以前にも、何度もこの様な詐欺にあってしまった、との相談や

 

 

成仏できていない、子どもたちに影響がでる、などど言われたが実際どうなのか？との相談も多いからです。

 

 

まず、しっかりと学んで下さい。

 

 

なんに考えず、死後の事も漠然としか考えていないと、

 

 

その無知さに詐欺師やエセ霊能者、宗教家は言葉巧みに浸けこみます。

 

 

 

遺体が出てこない事には、人それぞれの事情があります。

 

 

一つの例として先日の講座では、今回の震災で無くなったからのメッセージが届きました。

 

 

『自分の遺体が出てこない方が、母は生きていける。

 

 

遺体が出てくるまで諦めない、との想いが気力につながっているから、だから自分はあえて見つからないようにしているのです。』

 

 

というものでした。

 

 

(ここまで冷静に自分の死や、家族の心情を想いやれている人は幸せですね。

 

 

やはりというべきか、今回の震災では自分が亡くなったという自覚が無い方がとても多いです。

 

 

江原さんの、何人もの亡くなった方に、肩を叩かれたり、声をかけられたそうです。)

 

 

それぞれの事情があり出てこない遺体もあれば、みつけて欲しいと想っている亡くなった方もいます。

 

 

とても難しい問題ですね。

 

 

ただ、遺体が見つかっても見つからなくても、声掛けはしていただきたいのです。

 

 

今日が何日で、最近こういう事があった、等々

 

 

話しかける事で、自分が死んだ事、周りがどうなったかについての理解も進みますから。

 

 

それが『成仏』といわれる事の第一歩です。

 

 

遺体(遺骨)が無くても『成仏』(日本ではこの言葉で表現する事が多いので使います)はできます。

 

 

お墓、仏壇が無くても成仏はできます。

 

 

お経も同じく、あげている方が意味さえわからずお経を唱えてもほとんど意味がありません。

 

 

異論が出そうでそうが、戒名も意味がありません。

 

 

(生前にご自分でつけていた思い入れがある戒名なら別ですが・・・。)

 

 

ですから、お墓が無くなった事、仏壇が無い事、遺骨が無い事等々

 

 

あげればきりがないですが、

 

 

この日本の多くの因習は、まったく死後には関係がありません。

 

 

ただ、江原さんがお話してくれましたが、

 

 

もし出来るのであれば、お葬式はあげてあげる事。

 

 

巨額な費用はかけなくても良いですし、合同の葬儀でもよいそうです。

 

 

お葬式というのは、亡くなった方が『死』を意識しやすいから。

 

 

ご縁があった方とも再会できますし、「ご苦労さまでした」としっかり送り出してあげる、

 

 

そういう意味でお葬式は大切、という事。

 

 

ですから、残された家族もその時は思いっきり泣いても良いのです。

 

 

亡くなった方がドン引きするぐらい泣いたってよいのです。

 

 

ただ、いつまでもいつまでも泣き暮らさない事。

 

 

相手を本当に愛していたら、いつまでも泣いてはいけない。

 

 

悲しみが無くなる訳ではないけれど、悲しみを抱えながらも心配をかけないようしっかり生きる事。

 

 

お葬式で豪華な祭壇とかはいらない、だからといってケチってはいけない。

 

 

お金があるならしっかりやれば良いだけ(難しかったら合同葬がある。)です。

 

 

 

(家族に対する想い等)執着が無い人はいない、

 

 

だから皆直ぐには成仏は出来ない、彷徨わない人はいない。

 

 

(だから声掛けを忘れないでくださいね。)

 

 

死を考える、という事はいかに生きるかを考えるにつながる。

 

 

(死後の世界)霊的世界とは、何か特別な世界ではない。

 

 

特別だと思っていたら騙されるよ、変な霊能者にね。

 

 

お葬式は大事。

 

 

お墓は持てたら待てばよい、一つのアンテナだからね。

 

 

幸せになる為にお墓に行くのは誤り。

 

 

分骨は、別によいですよ。一つのアンテナだから。

 

 

いけないのは、骨の争い。

 

 

(もめたのなら)骨なんてあげちゃいなさい。意地の張り合いにならない事。

 

 

(骨が手元にあるより)毎日祈ってあげる方がよっぽど想いは通じる。

 

 

「(死後の事)解らないから騙されちゃいました」

 

 

しっかり学べ！本を読め！

 

 

「だって(霊能者の指摘)当たったから～」

 

 

当たったからといって、その人が正しい事を知っているとは違う。

 

 

『当たる』と『正しい』は違う。

 

 

低次元の事を当てていても変な霊能者はいっぱいいる。

 

 

との事でした。

 

 

 

またもや長くなっていまいました、ごめんなさい。

 

 

さぁ、明日は旭川出張です。

 

 

今日こそ早めに寝ます！

 

 

 

　　　　　　　　　　　　スピリチュアルアドバイザー奈々

　　　　　　　　　　　　　　　　２０１１年５月１４日