21日に、仕事後『命の水を求めて~アフガニスタンの復興へ~』
ペシャワール会代表 中村 哲さんを迎えて、という講演会に出かけてきました。
アフガニスタンの話から、今回の震災、原発について、戦争について、差別について、
もう、ありとあらゆる問題を話して下さいました。
お伝えしたい事がいっぱいです、何度かにわけてこの日記で紹介していきますね。
今回は、中村医師とはどんな方かについてがメインになりそうです。
中村哲さんを知ったのは、数年前のドキュメンタリーでした。
その時、中村医師の哲学や行動力に感銘をうけたのです。
中村医師は、長年パキスタン・アフガニスタン地域で医療活動を通して国際貢献をしてきた方です。
(正確な年表などの詳細は、書籍か、『中村哲さん』で検索してみてくださいね。)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E5%93%B2_(%E5%8C%BB%E5%B8%AB)
最初に観た中村哲さんの姿は、ショベルカーに乗り土木作業をしている映像でしたので、
医師だとは到底思えませんでした。
なぜ、ショベルカーに乗っていたかというと、用水路をつくる為です。
またまた、ここで疑問です、なぜ医師が用水路建設?
中村医師は、現地で医療支援をしていく中で差別や、
現地の人の為ではなく、先進国の人の為に考えられた支援のやり方に、
違和感を覚え、大きく方向転換をしたそうです。
その想いが、この用水路建設に現れています。
最初は井戸掘りから始まったそうで、
侵略や内戦がやっと落ち着き、難民になっていた人々が帰郷し
これから本格的な復興という時期に、世紀の大干ばつがアフガニスタンを襲った事が切っ掛けになったとの事です。
病気を防ぐには、清潔な水、と気づく。
飢えや渇きは薬では治せない、抗生物質を買うお金を井戸掘りに当てる方が
はるかに効果的、その気づきからの井戸掘り、延いては用水路建設です。
人は『気づき』を得る事は多いですが、その気づきを理性的に分析し、
今その気づきをどう実行するか、という所まで行かない事が、自分を含め多々なはずです。
それを中村医師は実行に移しましたし、今も実行し続けています。
その信念の強さに、行動力に、とても尊敬の念を感じます。
今日はまずここまでにしますね。
スピリチュアルアドバイザー奈々
2011年5月23日