昨日は仕事明け、『子どもの未来を創る会』フォーラム

 

 

『原子力発電はほんとうに理想のエネルギーなのか？』に参加してきました。

 

 

岩内原発問題研究会代表の斎藤武一さん、

 

 

北海道グリーンファンドの理事兼事務局長である鈴木亨さん、

 

 

今回福島県にボランティアに参加してきた、

 

 

発展途上国の障がいを持つ人を支援しているネイバーズ代表の、吉田三千代さんをパネラーに迎え、

 

 

様々な立場からの今回の震災とこれからのエネルギーについての講演がありました。

 

 

パネラーではなかったのですが、福島から札幌に避難されてきた安西さんのお話も聞けました。

 

 

安西さんは、福島市で果実農園を営みながら、５歳の息子さんと２歳の娘さんを育てる若いお父さんです。

 

 

今回は、その安西さんのお話を日記に書きますね。

 

 

聞きとりながら書き残したものを元に書いてますので、ニュアンスが違うこともあります。お許し下さいね。

 

 

『自分は田舎の普通の農家の暮らしをしていた。

 

 

３．１１以降、未だに夢をみている様な状態。

 

 

なんでかと云うと、放射能には匂いはないし、見えないから。

 

 

避難してから、一度帰った時に、

 

 

福島の市役所からガイガーをかりて、家の中、土を計ってみたら、

 

 

ガイガーがガーガー、ピーピー鳴る、

 

 

原発から６０キロぐらい離れているのに。

 

 

僕の友人は今も(福島に)住んでいる。

 

 

大人は子どもに言えない、放射能で汚染されている、という事を

 

 

子どもたちは何も知らされずに今も普通に暮らしてる。

 

 

何年か後、もしかしたら症状がでるかもしれないのに・・・。

 

 

自分は、農業をしていて、自然環境に興味があり、１１日すぐに避難をしましたが、

 

 

まさか爆発があるとは思っていませんでした。

 

 

今、この札幌にいて、あの福島の状況が信じられない、映画みたいです。』

 

 

最初は言葉につまりながら、でも精一杯感情を抑えながら話して下さいました。

 

 

今も子どもたちは何も知らされずに普通の生活をしているのかと想うと切なくなります。

 

 

『誰か』が、きちんと知識をもち、子どもたちの生活に配慮しなければならないはずです。

 

 

でなければ、５年、１０年後、本当に多くの苦しむ子どもをみなければならなくなるでしょう。

 

 

その『誰か』は、私たち一人一人です。

 

 

２５歳の若さから３０年に以上毎日岩内の海水温を測り続け、

 

 

「脱原発」を訴え続けているパネリストの斎藤さんは言います。

 

 

『今福島の子どもたちは内部被ばくをしている。

 

 

５年後、１０年後、それは誰にもわからない、と人は言うけれど、

 

 

わかっているのです。

 

 

数年後には必ず子どもたちのガンは増えてくる。

 

 

そういう厳しい未来を考えた上で大人たちは動いていかなければならない。

 

 

もっと大人たちは声をあげていかなければならない。

 

 

現地で声をあげる事の大変さはわかります。村八分状態になります。

 

 

外の人間だから言える事もあるのです。

 

 

北海道の人たちも、もっともっとこっちに来て下さい(避難して下さい)と声をあげてください。』と・・・。

 

 

６月５日の日曜日、１２時３０分から、大通り西１９丁目の札幌社会福祉綜合センターで

 

 

福島のおかあさん　佐藤幸子さんのお話を聞く会『こどもたちを放射能から守りたい』があります。

 

 

私はセッションルームからも近いので、休憩時間として空け参加するつもりです。

 

 

参加協力費は５００円です。

 

 

もしお時間がある方は行かれてみてはいかがでしょうか？

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　スピリチュアルアドバイザー奈々

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１１年６月３日