先日告知しましたが、今日は仕事を早めに切り上げ、
小出裕章さんの札幌での講演会に参加してきました。
小出裕章さんの略歴を書籍から抜粋しますね、1949年東京生まれで東京育ち。
高校生の頃、人類の未来は原子力の「平和」利用によって築かれる、
そして「唯一の被爆国」である日本人こそが「平和」利用の先頭に立たなければならないと固く信じるようになる。
1968年、嫌いな東京を離れ、東北大学工学部原子核工学科に入学する。
その後、大学闘争と出会い、細分化された学問の実態に接することなどにより、自分の思い込みがが誤りであったことを思い知らされる。
1970年、女川で闘われていた原発反対運動に参加する。
また、自らの誤った選択の責任を取るために、原子力の場に踏みとどまり、
その場で必要な活動を続けようと決意し1974年に京都大学原子炉実験所助手のいなる。現在、同助教。
という様な歴史をもつ方です。
今回、講演会が始まる前に、少し小出さんとお話をするチャンスがありました。
その際に、小出さんがおっしゃったのが『この様な事態を止められなくて申し訳ない。』と
『こんな形で講演会をしなければならないのが残念でならない。』と真摯にお話下さいました。
初めて会う人間に対しても、優しく、しっかりと語りかけてくださり、
本当に心根の優しい方だと感じました。
そんな小出先生だからこそ、今回の福島の原発事故は言葉に表せないほどの哀しみがあったと想います。
それでも感情的にならず、ぐっとご自分の感情を律し、淡々と、切々と、時にはユーモアを入れながら伝えてくれました。
やはり一貫して伝えて下さるのは、子どもだけでもしっかり守らなければいけない、
それが、原子力を容認してきた大人たちの責任である。という事。
本当にその通りだな、と想います。
子どもたちをどう守るかについては、色々な案が出ていますよね。
その一つに、「福島の子どもたちを子どもたちを北海道にサマーキャンプのいよぼう」という動きが始まりました。
この動きをチェックしながらサポートを続けたいな、と想う今日この頃でした。
スピリチュアルアドバイザー奈々
2011年6月19日