先日ご相談者の方からメールをいただきました。
人に対してとても感情的になってしまい、自分の感情を抑えられず相手の不幸や死さえも願ってしまう、
どのようにしたら自分の感情を抑える事ができるのか、等々
苦しい胸の内を打ち明けて下さいました。
あまり個人的にメールでの問い合わせには応えないのですが、
皆さんとシェアできる問題の場合は、日記で私なりの見解を書きますね、という対応にさせていただいています。
人の死や不幸を願うほどの憎しみは、中々抱くものではありませんが、
それでも皆さんの中にも、世間で問題発言や行為をした人に対して
過剰に、ヒステリックなまでに処罰を求める、
直接の被害を被っている訳ではないのに、制裁や成敗を何かに変わって行なう様に感情的になって責める。
このような感情論は、とても増えてきているように思います。
これには与えられる情報を冷静に分析する、という事がないと、
その時の風潮に、気持ちに、情報を与える側の狙いに流されてしまいます。
これでは、無責任ですね。
後から、感情論で攻め立てた事でおこる現象に途方に暮れてしまうが関の山です。
先ずは、自分の感情を鎮める為に『独り』の時間を持つことです。
会社や学校、家族のいる家であれば、おトイレが一番おススメです。
よっぽどのお金持ちではない限り、ほど良い狭さが安心感を与えます(清潔であればの話ですがね(笑))
そこで用をたすなど少し時間をとり、水で手や顔を洗う。
これだけでも、ヒートアップした気持ちを抑える効果は結構あります。
後は、深呼吸するなどリラックスする時間を取る事も大事です。
安心できる私室などで、大きく深呼吸、好きな曲を口ずさむ、今の心情にあった音楽を聴くなど
感情を解放する事。
そして親しい方にちょっとだけ愚痴る事。
私は自分で気持ちがどうしても、何をしても落ちつかない時は、
ちょいとお電話して、『ちょっとだけ愚痴らせて!』とお願いします。
まぁ、よっぽどでなければ自分で内観するのですが、それでも時々ね・・・(~_~;)
聞いてもらった後は、グダグダ言わず『聞いてくれてありがとう!』と締め切る。
これは自分の為にも、聴いてくれた相手の為にも必要です。
『ありがとう』で終わらせる。長々愚痴らない!ここポイントですからね(^_-)-☆
愚痴られた場合のポイントは、相手が『どうしたら良い?』と聞いてこない限り
よっぽどの場合でなければ、アドバイスはしない事です。
相手は、少し聞いて欲しいだけ、案外自分の気持ちや落とし所はわかっている場合が多々です。
そんな時に、無闇にアドバイスをすると、喧嘩になったり気まずくなったり、
相手が依存してきたりと、良い事はありません。
気持ちを焦らしてしまい、持論をかますのは得策ではありません。
まるで、傾聴ボランティアか!というぐらいの気持ちで、話を聞いてあげるだけで良いのです。
そして、なかなか親しい方や、人に甘えられない方は、チラシでもノートや日記に
今の思いのたけを、これでもか!という程ぶちまける事。
残しておきたくない言葉の羅列であれば、ビリビリに破って捨てて下さい。
自分の嫌な気持ちを、自身の外に出して捨てた、という事でもスッキリします。
もしそれ程でもない言葉でしたら、しばらくその愚痴をとっておき、
一週間でも、一ヶ月でも、時間がたってから読み返してみて下さい、
自分の問題点が見えてきますのでね。
一番大事なのは、冷静になる事。
そして相手を役職や立場で責めすぎていないか分析してください。
大人のくせに、子どものくせに、男のくせに、女のくせに、
親のくせに、父親のくせに、母親のくせに、兄、姉、弟、妹のくせに、
上司のくせに、部下のくせに、年上のくせに、年下のくせに、先輩、後輩のくせに等々
あげればキリがありません。
年齢がいくつでも、精神的に幼い人は多々ですし、また逆もあります。
立場によっての責任は確かにありますが、自分を含め皆未熟な所があります。
完璧であれば生まれ変わってはきません。
成熟した所、未熟な所の凸凹さが人それぞれ違うだけです。
どうか、役職や立場で責めすぎる、という自分の甘さを諌め、
他者から学ぶ謙虚さを、お互いに身につけて生きていこう、と
他人事ではなく、自身にも訴えかけた今日この頃です。
一度書いた日記にまた手を入れての公開なので、長々となってしまい申し訳ありませんでした。
アップも私のミスで遅れてしまい申し訳ありませんでした<m(__)m>
スピリチュアルアドバイザー奈々
2011年9月26日