昨日は仕事後、札幌自由学校「遊」で行なわれた講座に行って来ました。
今回は『福島は今、どうなっているか』 子どもたちを放射能から守る福島ネット代表 中手聖一さんのお話を聞く事ができました。
中手さんのお話は以前にも聞いた事があるのですが、とても穏やかに理性的にお話をする方で、しっかりと伝えたい事、訴えたい事を表現なさる方です。
今も福島で障害者施設でお勤めをされていて、その中でも『子どもたちを放射能から守る福島ネット』(通称子ども福島)を立ち上げ講演会や政府への声掛け等行動されている方です。
今回のお話はユーストリームで配信されていますので、少しでも興味を持っていただけた方は観てみて下さい。
http://www.sapporoyu.org/modules/sy_myevent/index.php?id_event=282
中手さんはこの春札幌への移住を決断されたそうです、そして札幌で福島や被災された方の避難、疎開や移住を希望される方の支援を行なっていきたいそうです。
一部抜粋して掲載しますね。
『札幌に来て一番何がやりたいのかといえば、移住者の支援に繋がるような意味で、当事者だからら出来る事をしたい。
自分の本業である障害者自立支援になぞらえて言えば、二つの軸があると思っています。一つは環境を整える事。
いくら避難したくても、1から家を用意しなければならない、それよりは避難者や移住者向けのサポート事業があって、生活再建まで2年間はこういうサポートが受けられますよ、と
あるいは支援団体の方に手続きの代行をしてもらうとか、それだけでも助かる。こうやって避難のハードルを低くしていく環境の整備が一つ大事になる。
もう一つは、エンパワーメントともいわれている本人支援。
いくら環境を整えても、最終的には自分で判断しなければ、決意しなきゃ、覚悟を決めなきゃ前に踏む出せない。
また一歩前に踏み出した後も、バラ色の人生がまっている訳ではない。避難後だって踏ん張りどころがある訳で、それを踏ん張れるかは本人の力。
本人の困難を乗り越えていくのは、本人しかいないのです。人は自分のクワで耕していくしかないのです。
そうした時に本人をどれだけ力づけられるか、本人支援ができるか、本人自身の力を引き出していけるかというエンパワーメントというのが、もう一つ大事な支援だと思っている。
先ほど当事者という意味でいいますと、当事者が一番役に立てるとすれば、このエンパワーメントではないかと思っている。
当然(避難先の)土地に来れば早くなじんで、ずっと前からいたんではないのか、と言ってもらえるよう頑張ってはいく訳ですが
それはそれとして、やはり福島人として福島人にしかできない事をしっかりやっていく。これが自分に出来る事なのかと思っている。』
というものでした。まだまだお伝えしたい事はたっぷりあるのですが長くなってしまうので、どうぞユーストリームで観て下さい。
今日も長々お付き合いありがとうございました(●^o^●)
スピリチュアルアドバイザー奈々
2012年1月18日