昨日は仕事を中抜けし、クリスチャンセンターで開催された松本市長の菅谷昭さんと札幌市長の上田文雄さんの講演会に行って来ました。
開演ギリギリまで仕事をし、タクシーで駆けつけなんとか間に合い、講演会が終わったら今度は札幌駅まで歩きバスに乗って仕事に戻る!
相変わらず慌ただしく生きております(^_^;)
余り広い会場ではありませんでしたが、溢れんばかりの人!人!人!皆さんの関心の深さを感じました。
菅谷さんは元々医師で、チェルノブイリ原発事故の医療支援活動に参加され、その後ベラルーシー共和国に渡り、国立甲状腺がんセンターにて
小児甲状腺fがんの外科治療を中心に、医療支援活動をなさり、今の長野県松本市の市長になられた方です。
札幌市長の上田さんは、弁護士さんで、高レベル核廃棄物処分場候補になている幌延問題に昔から関わっていらしたそうです。
そんな二人の対談というか、講演会です。皆さんの関心が高かったのも頷けます。
先ずは菅谷さんの講演から始まりました。『次世代へのメッセージ~チェルノブイリから学ぶこと』です。
話の流れは、・自然災害と放射能災害との違い・放射性セシウムによる土壌汚染・今チェルノブイリ事故後の低濃度汚染地では何が起こっているのか、という事。
自治体(市町村・県・国)による長期的対策というような内容でした。
詳しくは動画配信を後日してくれるそうなので、配信後こちらに貼り付けますね(^_-)-☆
聞きとりながら手帳に書いたものと資料から大まかに伝えますと、
自然災害と放射能災害との違いは、ある程度時間がたったら自然災害の場合はまた住めるようになる。
放射能災害の場合は、時間がたっても戻ってこれない、という事。
土壌汚染については、風評被害というが、実際汚染されているので「風評」被害とは言えない、と・・・。
汚染地図、濃度などが公表されても、それがどれ程のものか理解できていない。チェルノブイリの事故から学べるはずなのに、そういう伝え方はされていない。
(㊟ここからは、つらい現実も書いてあるので、落ち込み安い方はスル―して下さい。今起こっている現実を受け止めたい方は感情ではなく、理性で受け止めて下さいね。)
今福島では、若い世代の男性の自殺者が増えている、ここで仕事しても先が見えないと・・・。
そのような情報は伝えられていない。子どもの免疫力低下。ウイルス感染の増加、疲れやすい子が増えている現実。
ベラルーシーでは、先天性の障害児が増えている、妊娠中にわかった場合は国から強制的に中絶を受けさせられている現実がある。(財政的に厳しい事から、だそうです。)
今福島でも中絶が増えている、この時期の子どもは不安だと・・・。
これは人事ではない、すぐ側にある現実です。
外部被ばくは、長崎・広島から学べるけれど、内部被ばくはチェルノブイリから学ぶしかない。
チェルノブイリも現在進行形だから、すべても福島に当てはめるのは妥当ではないけれど・・・。
政府がチェルノブイリやベラルーシーに行ってしっかり学んでいくべき。
基調講演後の対談で、コーディネーターの山本行雄さん(弁護士)と上田市長を交えた話では、
やはり一時的にでも子どもたちには避難や保養が必要である、との見解で一致していました。
避難できる子、出来ない子が出てきてしまっている現実がある、それはやはり政府に動いてもらわなければならない。
情報公開についても話が及び、地震や水害のハザードマップは制作されているのだから、原子力災害についてのマップがあって然るべき。
シュミレーションはあるけれど、公開されていない。
私たちが知らなければならない事、その情報を求める力が弱いのではないか、との投げかけもありました。
うぅ~もっともっと書きたいのですが、今回もかなり長くなってきています・・・。
動画配信されましたら報告して、この日記に貼り付けますので、二時間超の長い講演ではありますが、ぜひ観てみてはいかがでしょうか?
三人の色々な考えがみてとれますし、これから先に未来に何を用意していくべきかも見えてくる時間になると思います。
今日も長々とお付き合いありがとうございました。
スピリチュアルアドバイザー奈々
2012年2月6日