今日から3月です!札幌も長かった冬が終わりをつげ、春の匂いがしてきています。
今日は札幌社会福祉総合センターで行われた、札幌市ボランティアセンター特別講演会に行って来ました。
4名の方のお話を聞くという5時間を超える講演会で、とても多くの学びがありました。
講演者は、仙台防災学習研究所、所長の古橋信彦さん、仙台市青葉区社会福祉協議会の伊藤裕さん、、
そして桜台宿舎避難者自治組織「桜会」代表宍戸隆子さん、NHK札幌放送局報道番組ディレクター松原小百合さんという、様々な観点から震災を経験し支えてきた方々です。
今回は動画配信が無かったみたいなので、お伝えしたい事だけまとめて日記に書かせて頂きます。
先ずはボランティアに関わった伊藤さんのお話から、災害ボランティア運営の難しさや改善点を語って下さいました。沢山に話して下さった中で印象に残っているのは
支援力をいかに高めるかというの事で、、その為には普段からの地域ボランティアは欠かせない、地域でボランティア活動をしていた方が災害ボランティアに連絡をくれ、地域の情報をつないでくれた、というもの。
やっぱり大切なのは『ひとの輪』という事でした。
仙台防災学習研究所・所長の古橋さんのお話は、学校の校長先生でもあった経験からか、人の気持ちを引きつけ、関心を呼び起こす授業みたいな講演で、本当にわかりく大切なメッセージをいくつも投げかけて下さいました。
冒頭から『私たちは阪神淡路大震災の様々なレポートから多くの教訓を学びました。東日本大震災日ついても、札幌の皆さんにすこしでも私たちに学びを発信できればと・・・その想いで今立っています』という言葉。
災害はいつどこでどの様に起こるかわかりません、頭の片隅にでも、色んな知識があったり、日ごろから訓練をしていたら、身近で災害が起こった時に、パニックを起こしたりすぐに人に頼るのではなく、自分の出来る事は自分で、という『自助』ができる、とも伝えてくれ、その通りだな、と再確認できました。
今から伝える事は場所によっては全く違う、一部でそうだったと理解下さい、との注略をつけながら震災時の生々しい現実も教えて下さいました。
避難所になった学校関係者の話として、JR仙台駅の震災当日、駅や駅近のデパートから締め出された人たちで駅前はいっぱい。
その後、警察官などが近隣の学校へ避難を誘導、そうする事で避難所は地域住民では無く帰宅困難者でいっぱいになってしまった。
仙台では若者の避難者が多く、高齢者は少なかった。お年寄りは若者の中に入っていけず自宅に帰る人もいたのです、3日ぐらい自分で何とかできる様にする自助が必要。
今の若い人たちは、人に助けてと言えない人も多い、そして行政がやってくれてると思っている人も多い。
そこから「してもらえる」→「してくれない」という不平不満へつながってしまう、自分たちでやる、という所に持っていかないといけない。
本当はもっと沢山話して下さったのですが、長くなりすぎるのでここまでです。
今日の日記で宍戸さんや松原さんの話も伝えたかったのですが、次回に持ち越させて下さい。しっかり伝えたいのでね。
今日も長々とお付き合いありがとうございました。
スピリチュアルアドバイザー奈々
2012年3月1日