先日NHKで『天国からの‘‘お迎え‘‘~看取りが問いかけるもの~』という特集が放映されました。
とても興味深かったです。
『お迎え現象』というのは、死の間際すでに亡くなった方が夢枕にたつというもので、亡くなった両親がやってきた、
昔可愛がっていたペットがやってきた、亡くなった友人がきた、というもの。
これまでは単なる『幻覚』や『オカルト』として片づけられたていたそうですが、今では終末期の医療現場で注目されているそうです。
今年の本格的な学術調査では、このお迎え現象を体験した9割の方が穏やかな死を迎えるた、とのことでした。
その現象を体験した家族を見送った遺族の方の発言でも『あまりにも幸せそうに『お迎え』の話をするのね、死に対する恐怖も当然あったけれども、それが何か、薄れていったんだよね』とも・・・。
様々な延命治療を推し進めてきた医療現場は、『自然でおだやかな死』への道筋をみをとしてきたのではないか、と
お迎え現象の調査を機に、医師たちも『看取り』にたいして意識変わってきているそうです。
『人工臓器をくっつけて、最期の時期をなんとか延ばそうなんて、とんでもない間違ったことを我々はやり始めたんじゃないかな』
自身もがんを患う緩和ケアの医師の発言もありました。
『死』を多くみてきた医師にとって『お迎え現象』はわりと良くあることらしく、『特別』なことではなく、『死』を迎えるにあたっての一つの『プロセス』であると考えられるようになったそうです。
それでもなんというか・・・観ていくと医師たちが『お迎え現象』を精神的な自衛本能だと想っていたり、脳の現象と位置づけている事にビックリというなやっぱりそうなるか、というかね・・・。
ある意味仕方がないのかもしれません。
彼等が所属する医療界で表だって『霊的世界』『あの世』『スピリチュアル』という事を大々的に容認するというのは並大抵な事ではないのでしょうから・・・。
スピリチュアルな視点から『お迎え現象』をみますとね、あの世へ行く準備、医師の方もいっていた『一つのプロセス』です。
例えば、私たちも幼稚園や小学校など、進学や就職する際に、その行き先にいる人に話をきいたり、発学校見学、入学説明会を受けたりするのにも似ています。
この世では、行くであろう側が行き先に赴き、色々先輩や先生にお話をききますが、
お迎え現象はある意味あの世からの『出前説明会』ですかね(^_-)-☆
先に亡くなっている愛する方々方をみて『あの世で懐かしい人に逢える』そう想う事で死への恐怖薄れているだけでなく、覚えていないだけであの世の話も色々聞いているのです。
だから本当の意味で安心するのでしょう、その安心感が『おだやかな最期』につながっているのです。
やっとっこ始まった医療現場での『スピリチュアル』霊的な問題への対処、
これらを多角的な面からとらえ柔軟に看取りや医療に活かしていただけたらありがたいな、と想いました。
この特集はクローズアップ現代というNHKのもので、もしかしたら再放送なりNHKのHPの方から観れるかもしれませんで、
チャンスがある方は是非みてみてくださいな(●^o^●)
スピリチュアルアドバイザー奈々
2012年9月3日