昨夜、北海道の胆振、日高管内で停電になりました。
私の大好きな土地、登別は今も停電が続いている地域があります。
真っ暗で、信号機もとまり渋滞する映像、暗い中コートやダウンを着込み、懐中電灯を囲み座る姿、翌朝にはガソリンスタンドに長蛇の列。
その姿は、昨年の3月11日の震災時を思い起こさせるのには十分なものでした。
最近でも、沖縄や東京、東北に北海道でも地震がありました。
ここ数年を通してあらゆる自然災害がありました。
その度に、自然の力を前にしての人間の力の弱さも痛感してきました。
この日本で生きる以上、災害の備えは自分を守る為、家族を守る為、他の人を守る為に絶対的に必要である、という事を確信したはずです。
それでも、それでもやはり私たちは学んでないのです。
今回の停電でも、ある方のインタビューで『震災もあったから防災用品買わなきゃな、とは思っていたけれど、いつ買おうかと考えていたら、まさか自分の所でおこるとは・・・』とのコメント。
そして停電二日目で、ホームセンターなので電池やポータブルのガスコンロにガスボンベ、カイロにライトをあわてて買う姿。
各ご家庭、色々事情もあったのでしょうが、とても虚しくなりました。
一番に驚いたのは昨夜です。登別市役所が自家発電や蓄電システムもなく停電で真っ暗にあり、電話も使えなくなっていた、という事。
個人の自宅とは訳が違います。観光地でもあり多くの人が住む地域でもあります。財政が厳しい旨はわかりますが、
少なくともあれだけの震災が起こってからの二年近くで、対策をしていなかったのか?とまだ詳しく内情が伝わってこないですが、想わずにはいられませんでした。
このような事態の時に、機能しない市役所とはいったいなんなのだろうか?市民の役に立つ所では無いのでしょうか?
情報を発信したり、情報を交換、安否確認等、お役目は途方もなくあると想うのですがね。
その様な疑問が溢れなばらも、寒さと不安がある地域に、安らぎが訪れるよう祈るばかりの夜を過ごしました。
そんな中、何人もの方が、『電気のありがたみがわかった』と『早く電気がきてほしい』とおっしゃいます。
その通りです、その通りな部分もあるでしょうが『電気が欲しい』=『原子力発電OK』という発想に繋げないで欲しいのです。
ある一つの『何か』に依存し過ぎている事を『変える』時期なのです。
私たちの中にある『自然軽視』や『傲慢さ』を変える時期なのです。
そのメッセージに気づき、本気で変革しようとしない限り、私たちは『経験』で学ぶしかない未来をまた選ぶ事になるのです。
今回の停電も原因は、27日の暴風雪で送電線に付着した雪の重みに耐えきれなかった事。
強風で送電用の鉄塔が倒壊した事、送電線の断線が主だそうです。
北電は『設計強度を超える力がかかった為』としています。
今も停電で寒い想いをしている方には、申し訳ありませんが、この様な事態で済んで良かったのです。
北電のいう『設計強度』を超す何かが、原子力発電所で起こったらこんなものではありません。
そこに皆さんの事実を受け止める力、理解力、想像力がたどりついてくれたら・・・、と祈ります。
今、この時期、選挙前に、多くの地域からメッセージとしてあらゆる出来事が起こっています。
そのメッセージに気づき、感情論ではなく冷静な分析力のもと、自問自答を繰り返しながら、『どうせ誰を選んだって一緒』と投げださずに、『今』のあなたの『理解と想像力』を駆使し、
学びを活かした選択ができるよう願っています。
10月あたりから、もう来年のメッセージがきていますので、近いうちの日記に書きますね。
ではでは、今日も長々日記にお付き合いありがとうございました。
スピリチュアルアドバイザー奈々
2012年11月28日
勿論、その様な現状ばかりではなく、自家発電や防災準備などをしっかりしている施設や家庭もありました。