さて、先日の脱原発をめざす女たちの会の続きですが、
今回は先日の日記にかいた武藤さんの次にお話してくれた、アイリーン・美緒子・スミスさんのお話です。
彼女は日系二世で、世界的にも著名な写真家(故)ユージン・スミス氏と結婚されていたそうです。
そのユージンさんと一緒に水俣に住み、共同で撮影、取材した写真集『MINAMATA』をアメリカで出版、世界中に水俣公害の悲劇を伝えた方です。
その後、環境ジャーナリストとして、公害、原子力、エネルギー問題などに関わっているそうです。
そんなグローバルな方のお話は、やはりグローバルな内容でした。
~日本の避難の目安、20ミリシーベルトは海外からみてとても高い。
ロシアでは5ミリシーベルトで避難ですし、その費用も国が持つ、原発をあれだけ保有しているフランスでも10ミリシーベルトです。
いかに日本の基準が高いか、世界は知っている、日本ではあまり知られていない。
(放射能汚染地に住まわすという事から)日本の子どもの人権の守ってもらおうと海外の人権団体のチームに視察に来てほしい、と依頼しても、
日本に入っての視察が止められている現実がある。
(原発を)止めて!と言えない子どもが一番被害をうける現実がある。
原発は今(54基中)10基しか動いていない。(泊3号、柏崎5、6号、美浜2号、高浜2,3号、大飯2号、伊方2号、玄海1号です。)
リアリティは減っていってくれている。
我々は無理に(原発を)止めなくても、定期点検で止まってくれる。
ただ、再稼働を認めないことが大事。
原発がないと困る困ると教え込まれた精神的依存度がいかにあるか知らなければならない。
そして日本はぶっつけ本番でMOX燃料の原発を動かそうとしている、日本のMOXは濃度が高いし、事故時MOXがどう動くかわかっていない。
アメリカではまだ問題検証をしてから、という考えがある。
日本はドイツの脱原発の姿から学ぶべき。~等々
熱く、そして冷静さとユーモアも大切にし語ってくれました。
彼女の話を聞いて感じた事は、広い視野から物事を捉える事の大切さです。
改めて、『俯瞰する』ことの大切さに気づかせてもらえた貴重な時間になりました。
私の資料整理がしっかりしていなくて、話が簡素化してい、前後したりしています、申し訳ありませんがお許しくだされ((+_+))
今回の集会では、他にもとても貴重な話もきけましたが、お伝えできる時があればいつか書きますね。
最後に会場にいた方と唄って終わる、というとても和やかな閉幕を迎えた女たちの集いでした~♪
スピリチュアルアドバイザー奈々
2011年10月27日