今日で東日本大震災から13カ月ですね。
先月の震災からの1年を超えてしまってから、人の気持ちが『震災』から離れ風化しそうな気配のチラホラ見え隠れします。
ですが、夕方にはスマトラ沖でマグニチュード8.6の地震もあったそうですね、ここにもメッセージはあると想うのです。
世界中に自然の大きな力の前には人間は小さき者なのだと、その謙虚さを忘れてはいけないとのメッセージが込められているように想います。
まだまだ余震が続いているとの事でもあります、これ以上大きな震災につながらないことを祈っております。
今日は夕方からかでる2.7で行われた『福島原発事故調査団報告会』に行ってきました。
その中報告の中で、『放射能は、人間関係に分断と対立を持ち込む』・『金が人を変えてしまう』との住民の方への影響として報告があがりました。
それは事故以前も同じく、原発を誘致する際にも起こっておりただお湯を沸かすだけのシステムに『原発』を選ばなければ起こらない分断と対立でもあります。
今は、避難をするかしないか、避難を選ぶことによっては家族の分断(父親だけ残し、母子は避難等)もある。
家族や親族間、地域間でも意見は分かれ、地元を捨てるのか!と責められる事もあり、自分の気持ちを隠してしまう。
『金が人を変えてしまう』についても、ある漁師さんは『漁がしたくて漁師になったのに、今は(汚染水放出などの影響で)漁は出来ない、賠償金と漁獲共済が出て、お金ももらったしもう潮時かもしれない、という気持ちが出てきた』
地元に残ったある母親は子どもに20万円の賠償金を受け取り、その後自主避難を決めた福島の子どもにも20万円の賠償金が払われる事を知り、
避難した友人に『他のお金(自主避難先での免除や支援金)も貰っているのに嫉妬する』と・・・。本当に憎々しく思ってんも発言ではないと想いますが、言った方も聞いた方も辛すぎますね。
そして原発事故にあった地域の住民も、その他の地域の人から『今まで交付金受けてきたくせに』と・・・。交付金を受けていたらどんな目にあっても仕方がない、文句は言えないとは余りにも感情的すぎます。
お金のもつ恐ろしさは、無意識にでも妬み嫉みを誘発するところでしょう。それが例え賠償金、支援金、などでもね・・・。
私たちは、そんな分断と対立を生み、一度事故を起こしてしまえば、いつまでも不安を抱えて生きて行かなければならない人を生みだしてしまう『原子力発電』・『放射能』に
ただただお湯を沸かし、その蒸気で電気をつくる、という発電システムを委ねたいのでしょうか。
今一度立ち止り、この震災から学んだ教訓を活かした生き方が出来るかが、これからの『未来』という『運命』を変えていけるのだと確信している今日この頃です。
今日も長々お付き合いありがとうございました♪
スピリチュアルアドバイザー奈々
2012年4月11日